墓じまいとは、現在のお墓を撤去・解体して更地に戻し、遺骨を別の場所(永代供養墓・樹木葬・散骨など)に移す(改葬)ことです。後継者不在・管理が難しいなどの理由から、近年増加しています。 費用の相場は30〜100万円程度です。内訳は①墓石の撤去・解体工事費:5〜50万円(墓の大きさ・立地による)②石材店への依頼費用③離檀料(菩提寺から離れる場合に必要なことがある):0〜30万円程度④改葬先への受け入れ費用。 流れは①新しい改葬先の決定②改葬許可証の申請(現在の墓がある市区町村役所)③閉眼供養(お骨出しの前に僧侶に読経をしてもらう)④石材店によるお墓の撤去⑤遺骨を新しい場所へ納骨⑥改葬完了の届け出。 離檀(菩提寺のお墓を引き上げること)の際、寺院から高額な離檀料を求められるトラブルが報告されています。常識的な金額(お布施程度)を超える要求には、消費者生活センターや弁護士に相談することも選択肢の一つです。 「先祖に申し訳ない」と感じる方もいますが、管理できないお墓をきちんと閉じることは、先祖への敬意の表れとも言えます。家族全員で決断し、丁寧に手続きを進めましょう。
